2015年 は 、 ローヌ地方の 当たり年 です! |
このワイン、某輸入業者の試飲会でたまたま試飲した際に、極上のエルミタージュだと思ったくらいしっかりとした骨格でした。値が張るのも確かですけど、これが格下のクローズ・エルミタージュだと知ってビックリです。こんなクローズ・エルミタージュは、滅多にお目にかかりません。クローズの範疇を超えた力強く味わい深く、余韻はいつまでも長く続きました。ジビエの料理とよく合いそうです。 |
ジル・ロバンは1996年に設立し、現在は業界内で高い注目を浴びるクローズ・エルミタージュの生産者です。「1920」はオーナーの曽祖父が初めて畑を造った年を表していて、力強く長期熟成にも耐えうる偉大な赤ワインと言えます。 |
◆産地:フランス コート・デュ・ローヌ地方
◆年号: [2015]年
◆生産者:ドメーヌ・ジル・ロバン
◆格付け: AOC
◆葡萄品種:シラー100%
◆甘辛度:辛口
◆ボディ:フル・ボディ
◆容量: 750ml
←ワインの色(color)は、’15年産を2017年9月の試飲会にて撮影。
ドメーヌの歴史はまだ浅く、1996年に現当主ジル・ロバン氏によって設立されました。しかしその起源は彼の曽祖父がこの土地に初めて畑をつくった1920年まで遡ります。その当時はブドウではなく、より換金性の高かった桃やアプリコット、チェリーなどを栽培し、協同組合に販売していました。 ジルの祖父アルベリック・ブーヴェ氏は、畑に対する愛情をジルに伝えました。ジルは祖父から受け継いだワイン造りへの情熱を胸に、モンペリエでワイン醸造について学びます。サヴォワで醸造コンサルタントとして3年間の経験を積んだのち、父親からの打診がありドメーヌに戻ることになりました。その時にドメーヌは協同組合を脱退し、ジルは自身のワイナリーを立ち上げました。当初は4.5ヘクタールの畑を所有していましたが、少しずつ拡大し、現在は18ヘクタールを所有しています。 設立当初から有機農法を実践し、2012年にエコセール認証を取得しています。有機農法の道をたどったのは、祖父から教えられた、土壌とブドウの樹に敬意を払う事(大切にすること)を実践するためですが、彼自身も、有機農法こそが畑の力をより強く発揮し、ワインの品質を向上させると考えています。 【輸入元資料より】 |
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有機栽培 (ビオロジック) 認定マーク | |
![]() | ユーロ・リーフ (Euro leaf)・・・EUの有機ロゴで、EUが策定した有機農業セクターの条件や規制に完全に準拠し、農業成分の95%以上が有機成分であることを意味しています。2012年より、EU加盟国において生産・包装された全ての有機食品は、基準を満たしているものならば有機ロゴの表示が義務付けられました。ラベルには認定機関のコード番号と原材料の栽培地を記載することが求められています。非包装の食品や輸入品に関しては、ロゴの使用は任意とされています。 |
![]() | ABマーク ・・・「AGRICULTURE BIOLOGIQUE」(アグルキュリュチュール ビオロジック)の略で、フランス政府の厳しい基準をクリアし、栽培から商品加工にいたる全ての工程で、添加物まで厳密な管理と監視が行われています。化学肥料や化学薬品、遺伝子組換肥料の不使用、最低3年間は有機農法を続けていること等が条件で、更に1年ごとに抜き打ち検査も行われます。また、商品加工に至る全行程で添加物などを含まないことを認定した商品のみに与えられる認定マークです。このABマークの張付けが認められるのは、フランス経済省t農業省が認める国際有機認定機関でありエコセール(ECOCERT)による審査をクリアし、EU圏内で加工された製品に限ります。 |